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全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦
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全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第8戦
 
お知らせ

【 駐車場について 】
当日駐車券 駐車可能
当日駐車場対応となります。
遠方よりお車で来場を予定しておられる方でも駐車可能です。
※但し、当日会場付近は混雑が予想されます事を、ご了承下さい。

【 前売りチケットの引き換え方法について 】
※対象チケット:バリューチケット(ファースト/エグゼクティブ)・パドッククラブパス
前売りチケットは下記の場所・時間にてお引き換えいたします。
月日 引き換え窓口 時間
9月26日(土) 入場ゲート手前ガソリンスタンド(場所はコチラ 7:30〜16:00
9月27日(日) 入場ゲート手前ガソリンスタンド(場所はコチラ 7:00〜13:00
 
第1戦
レビュー
第2戦
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第3戦
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第4戦
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第5戦
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第6戦
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第7戦
レビュー
 
 フォーミュラ・ニッポンの「フォーミュラ」とは「規格」を意味する言葉で、F1(フォーミュラ1)に代表される、最先端技術を盛り込んだレース専用のスーパーマシンによるレースなのです。「フォーミュラ・ニッポン」シリーズは、日本国内最高峰の4輪レースです。

 フォーミュラ・ニッポンは全国のサーキットを転戦するシリーズ戦で、国内外で腕を磨いた若手選手はもちろん、F1を経験した選手や海外からF1への糸口を見つけようとして挑戦してくる選手たちが参戦しています。F1王者として君臨したミハエル・シューマッハー選手が、弟ラルフ・シューマッハー選手に「F1へ行きたいならフォーミュラ・ニッポンで経験を積め」とアドバイスし、日本行きを勧めたのは有名な話です。このシューマッハ兄弟を始め、ミカ・サロ、エディ・アーバインもフォーミュラ・ニッポンでの活躍を認められ、F1へとステップアップしていきました。ヨーロッパから、アジアから、多くのレース関係者がフォーミュラ・ニッポンに注目し、頂点を狙うドライバーたちも参戦を目指しています。

 09シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、シャシー(車体)が今までの「FN06」から「スウィフト・FN09」に変更され、エンジンはトヨタ、ホンダの2大メーカーがフォーミュラ・ニッポン専用に新設計した最強スペックのものを供給、国内最高峰カテゴリーにふさわしいフォーミュラ・ニッポンに生まれ変わります。

 昨シーズンは、LAWSON TEAM IMPULの松田次生が2連覇を果たし、チームタイトルでもLAWSON IMPULが初獲得しました。今シーズンのSUGOでも国内外のトップドライバーが勢揃いして、激しいバトルを繰り広げてくれることでしょう。また、世界に通じる若手の登竜門F3や若手ドライバーの育成レース、フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)も併催されますのでこちらもぜひお楽しみに。
 
第7戦 レビュー
 
小暮卓史(NAKAJIMA RACING))が今季2勝目
デュバル(NAKAJIMA RACING)が3位に入り、ドライバーズチャンピオンに輝く

 8月30日(日)、フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝がオートポリス(大分県)で行なわれ、No.32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が今季2勝目を挙げた。そしてNo.31ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)が3位となり、ドライバーズ・チャンピオンを決定。チームチャンピオンも、NAKAJIMA RACINGが7年ぶりに獲得した。

 
photo  定刻の午後2時30分、ギヤボックストラブルでグリッドにつけなかったNo.48立川祐路(CERUMO/INGING)を除く12台が、一斉に決勝レースのスタートを切った。ここで抜群のスタートを決めたのは、予選2番手のNo.41伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)とNo.36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)。ポールポジションの小暮は出遅れ、3番手に。タイトルを争う予選9番手のトレルイエが6番手、予選10番手のデュバルは1コーナーで軽くコースオフ。最後尾まで後退した。これでタイトル決定は最終戦まで持ち込まれるかと思われた。
 この後、大きなポジションの入れ代わりはなく、トップ3はそれぞれ1秒ほどの差で周回を重ねた。その後方では、4番手のNo.10塚越広大(HFDP RACING)が徐々に遅れ、単独走行に。その後ろでは、No.7国本京佑(Team LeMans)、トレルイエ、No.8石浦宏明(Team LeMans)がそれぞれ1秒差で接近戦を繰り広げる。
photoそれ以降のマシンは、No.40リチャード・ライアン(DOCOMO DANDELION)に押さえ込まれる。まずNo.37大嶋和也(PETRONAS TOM'S)が10周を終えてピットイン。16周を終えたところでデュバル、17周終了でライアンとNo.20平手晃平(Ahead IMPUL)がピットへ。彼らがフレッシュなタイヤで好タイムを連発したため、3番手に後退した小暮と7番手の石浦もピットイン。その翌周には、ロッテラー、塚越、国本、トレルイエと2番手から5番手を走行中のマシンが一斉にピットインを行なっている。ここでトレルイエが痛恨のミスを犯す。ピット作業を終え、コースに復帰する際にまさかのエンジンストール。ほぼ最後尾まで後退することとなってしまった。さらに、その翌周にはスタート直後からトップを守ってきた伊沢とNo.1松田次生(LAWSON IMPUL)がピットに入る。しかし、伊沢は右フロンタイヤの交換に手間取り、大きくタイムロス。9番手まで順位を落とした。
 
photo  全車ピットインを終えてトップに立ったのは、大嶋。小暮、ライアン、ロッテラー、デュバル、平手、石浦がそれに続く。しかし、この中で、ライアンと大嶋は2ピット作戦を取っており、その後ポジションを落とす。
 これでトップに立ったのは小暮。ロッテラー、デュバルがそれに続く。デュバルはピットイン後すぐにステアリングに問題を抱え、またエンジンが時々ストップするという症状にも見舞われており、後方から平手と石浦に激しく追い立てられる。トップの小暮は、後半に入ってから他を圧倒するラップタイムを連発して、そのままトップチェッカー。第3戦もてぎ以来、4戦ぶりの優勝を果たした。2位は前回優勝のロッテラー。デュバルもポジションを守り切り、3位表彰台を獲得した。その後方の争いは、終盤に入って激化。45周目の1コーナーでは、足回りに違和感を抱えてペースが上がらなかった塚越を松田がオーバーテイク。一時、松田に対して20秒近いギャップがあったものの、そこから速いペースで追い上げてきていたトレルイエも、同じ周の第1ヘアピン手前で塚越の前に出た。さらに2ピット作戦でトレルイエの後方につけていた大嶋が、最終コーナー手前で塚越をオーバーテイクする。塚越は、その直後、左リヤのトーロッドが折損するトラブルにより、ピットイン。そのままレースを終えた。さらに、46周目には6番手を走行していた国本がペースダウン。代わって伊沢が6番手に浮上する。さらに、松田、トレルイエも国本をかわし、それぞれ7番手、8番手に浮上し、そのままゴールした。一気に3台にかわされた国本は、47周を終えてピットイン。こちらは、ステアリング系のトラブルを修復して再びコースに戻るが、初ポイントを目前で逃すことになった。
 
 この結果により、デュバルとトレルイエが最終戦で同ポイントになる可能性はあるが、優勝回数の差でデュバルが上位となり、デュバルの初タイトルが決定。また、NAKAJIMA RACINGがチームチャンピオンも決定した。だが、大嶋と塚越が争うルーキー・オブ・ザ・イヤーの決着は持ち越され、勝利に飢えた昨年の王者・松田や初勝利を欲する石浦、伊沢らも最後に賭けてくるはず。最終戦SUGOは、まだまだ目が離せない一戦である。
 
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第6戦 レビュー
 
ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が2年ぶりの優勝
ランキング1、2位のデュバル、トレルイエが2、3位に
 8月9日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースは、スタートダッシュで飛びだした、No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)が優勝。ランキングトップのNo.31 ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)は2位、そしてNo.8 石浦宏明(Team LeMans)がラスト2周でトラブルに見舞われたため、デュバルを追うランキング2位のNo.2 ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)がラッキーな3位を得た。
 
photo
 フォーメーションラップがスタートしたのは、午後2時半。気温28度、路面温度32度というコンディションの中、13台のスタートがタイヤを温めながら隊列走行。グリッドにつくと、レッドシグナル点灯からブラックアウトし、一斉に1コーナーを目指す。トップに立ったのは、ポールポジションのNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)。続いて予選5番手からロケットスタートを決めたロッテラー。予選3番手のNo.8 石浦宏明(Team LeMans)、デュバル、予選7番手のNo.2ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)、No.10塚越広大(HFDP RACING)と続く。その後、5コーナーでデュバルが石浦を抜き返し、2番手に復帰。また塚越はS字でトレルイエに並びかけるが軽く接触して、若干コースアウトする。これで塚越はポジションを落とした。その結果、1周目を終えてのオーダーは、小暮、ロッテラー、デュバル、石浦、トレルイエ、No.37大嶋和也(PETRONAS TOM'S)、No.1松田次生(LAWSON IMPUL)、塚越となっている。トップの小暮はわずか1周で2番手に2秒以上の差をつけ、独走状態となるかに思えた。ところが、小暮はレッドシグナル点灯中にクルマが動いてしまったことで、ジャンプスタートのペナルティーに。これで最後尾まで後退してしまう。
 
 これでトップに立ったのは、ロッテラー。それをデュバルが僅差で追う。次第にこの2台が抜け出し、石浦は単独走行に。その後方では、トレルイエの背後に大嶋、松田が僅差で迫るが、順位の入れ代わりはなくこう着状態となった。それを打開するべく、まず動いたのは大嶋。大嶋は19周を終える所でピットイン。給油が長く、30秒あまりのストップを行なってコースに戻る。その翌周には、No.41伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、さらにその翌周には松田とNo.7国本京佑(Team LeMans)がピットイン。松田はここで大嶋の前に出ることに成功した。さらに、24周を終えるところでトレルイエがピットイン。松田の前でコースに戻っている。
 その4周後に僅差のまま周回を重ねていたロッテラーとデュバルが同時ピットイン。ここが今日のレースではハイライトとなり、どちらが先にピット作業を終えるのか注目された。ここで給油時間が短かったのは、何とロッテラー。デュバルはロッテラーよりも約4秒ストップ時間が長く、逆転はかなわなかった。コースに戻ったデュバルはピットイン前の塚越に引っ掛かる形となり、トップ2台の差は一気に7秒以上に開いた。
 
photo  このレースは後方から追い上げでオーバーテイクシステム(OTS)を使用し、仕掛けられた側もOTSを使い加速するというシーンが頻発。シーズン終盤となり、各選手がOTSの使い方を心得てきたこともあるだろう。
 レースが終盤となると、次々とトラブルが発生。まず36周目の5コーナーでNo.40リチャード・ライアン(DOCOMO DANDELION)がブレーキトラブルのためコースアウト。40周目には、9番手の国本にパドルシフトのトラブルが起こり、ピットに戻るとそのままレースを終えた。6番手の大嶋は、エンジンが吹けなくなりV字コーナーでストップしてしまう。10番手の塚越も残り4周でピットに戻ると、そのままリタイアした。
 
 一方、トップ争いはロッテラーがデュバルにつけ入る隙を与えず、今季初優勝。ロッテラーは07年の第6戦富士以来、約2年ぶり優勝だった。デュバルは2位。その後方は残り2周となったところで異変が起こる。3位を走行していた石浦に2速からギヤが動かなくなるトラブルが襲う。これで最終周のS字でトレルイエが石浦を抜き、表彰台を獲得した。石浦は必死の走行で、何とか4位でゴールした。
 次回、第7戦は8月29、30日、大分県のオートポリスが舞台。そこではシリーズ終盤の激しい争いが行われることになるだろう。
 
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第5戦 レビュー
 
デュバル(NAKAJIMA RACING)が2戦連続の勝利
小暮はトラブルで勝利を逃すもNAKAJIMA RACINGの1-2フィニッシュ
photo  フォーメーションラップがスタートしたのは、午後2時30分。この時点で、気温は30℃、路面温度44℃と、立っているだけでも汗ばむようなコンディションとなった。1周の隊列走行を終え、13台のマシンが全車正規グリッドに付くと、シグナルオールレッドからブラックアウト。ここでホールショットを奪ったのは、予選2番手のNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)。ポールポジションのデュバルは、シグナルと動き出しのタイミングが合わず、2番手に後退してしまう。これに続いたのは、6番手から最もイン側のラインを爆走して一気に浮上してきたNo.2 ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)。以下、予選3番手のNo.10 塚越広大(HFDP RACING)、予選4番手のNo.1 松田次生(LAWSON IMPUL)、予選11番手のNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)と続いた。しかし、今回はスタートでフライングと判定されたドライバーが多数。松田、塚越、No.41 伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)、No.40 リチャード・ライアン(DOCOMO DANDELION)、ロッテラーが相次いでドライブスルーペナルティーを科せられることになった。
photo  トップ3のオーダーには変わりなし。しかし、4番手以下は大きく入れ代わり、No.8 石浦宏明(Team LeMans)、No.20 平手晃平(Ahead IMPUL)、No.48 立川祐路(CERUMO/INGING)、No.7 国本京佑(Team LeMans)、No.37 大嶋和也(PETRONAS TOM'S)となる。これ以降に、ペナルティーを受けた松田、ロッテラー、塚越、伊沢、ライアンが続くこととなった。
 
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第4戦 レビュー
 
デュバル(NAKAJIMA RACING)が雨中のレースを完勝
大嶋(PETRONAS TOM'S)が2位、今季ルーキー中初の表彰台
 
 フォーミュラ・ニッポンのスタート進行が始まる13時30分過ぎ、雨が激しくなり始める。決勝前のウォームアップ走行は路面が滑りやすい状況で、No.41 伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が100R入り口でスピンし、ダミーグリッドに着くことができず。最後尾からのスタートになった。
 
photo  そして、午後2時30分。雨が多いため、セーフティーカーの先導でレースはスタート。全13台が隊列を組んで、タイヤを温めながら周回。3周を終えた時点でセーフティーカーがコースから退去し、実質的なレースがスタート。ポールポジションのデュバルがトップで1コーナーに。No.8 石浦宏明(Team LeMans)、No.20 平手晃平(ahead IMPUL)と続いた。その後方でNo.1 松田次生(LAWSON IMPUL)にNo.10 塚越広大(HFDP RACING)が迫る。塚越は雨で視界がきかない中、1コーナー立ち上がりからの加速で松田の前に出ると4番手に浮上。その後、松田は塚越を追撃するが、なかなか逆転ができない。その後方では、No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)がチームメイトの大嶋をパス。続いてNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)も8周目のダンロップコーナーでかわす。ランキングトップのブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)も4周目にNo.7 国本京佑(Team LeMans)、7周目にはライアンをとらえて、ジワジワとポジションアップ。その後も、大嶋に迫った。一方、松田に追われていた塚越は、10周目の1コーナーのブレーキングでオーバーラン。松田だけでなく、ロッテラーの先行も許した。この頃、トップのデュバルは2番手の石浦に対し、1周1秒ずつ差を広げていった。
 
 15周目には、大嶋を追っていたトレルイエがシフトにトラブルを抱えてスローダウン。16周終りでピットガレージにマシンを入れてしまう。ほぼ同時に松田が燃料ポンプのトラブルのため、17周目の300Rでマシンを止めた。松田がストップしたことで目の前が開けたロッテラーは、トップのデュバルと同等のハイペースで、今度は前を行く平手を追う。追われる平手は26周目にミス。ロッテラーがヘアピンでアウトから並びかけ、3番手に浮上した。トップのデュバルは独走状態でレースは決まりに見えたが、34周目にアクシデントが発生。伊沢が100Rの出口でスピンし、コース上でストップ。これでセーフティーカーが導入された。これを見て、多くのチームが動く。トップのデュバルをはじめ、石浦、平手、塚越、小暮が続々とピットイン。一方、ロッテラー、大嶋、ライアン、さらに目の前にセーフティーカーが入ってしまった立川はピットに入らなかった。
 
 ここでまたハプニングが発生。セーフティーカーは、35周を終えたところで立川を前に出し、立川が隊列の最後尾についた所で再スタートが切られるはずだった。ところが立川を前に出した後、セーフティーカーはこの時点でトップに立っていたロッテラーをも前に出してしまう。これで順序が崩れたため、デュバル以下のマシンをすべてもう一度前に出し、隊列を組み直すことになる。この間に、ロッテラーはピットイン。給油を終えてコースに戻ろうとするが、セーフティーカーの隊列と重なって、コースには入れず。結局、9番手となった。
 

 レースがリスタートしたのは、38周終了時。ここでもデュバルはトップのまま1コーナーへ。これに無給油の大嶋、ライアン、給油した石浦、平手、塚越らが続く。結局、その後、トップ集団に順位の変動はなく、デュバルがそのまま優勝。2位に大嶋、3位にライアンが入賞した。

今回の結果により、デュバルは一気にシリーズポイント11を獲得。対するトレルイエはノーポイントで、2台の差は1ポイントとなった。シリーズ前半を終えて、まさに勝負は振り出しに戻った形。再来週に行なわれる鈴鹿での第5戦から、シリーズタイトル争いはさらにヒートアップすることになるだろう。

 
 
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第3戦 レビュー
 
難しい状況の中、小暮(NAKAJIMA RACING)が優勝
ルーキー塚越(HFDP RACING)が地元ファンを沸かすが、悔しい4位に
 5月31日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦の決勝レースは、雨が降ったり止んだりの微妙なコンディションの中、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が優勝。そして、ツインリンクもてぎのある栃木県出身のルーキー、No.10塚越広大(HFDP RACING)が一時トップを走る健闘で4位となり、地元ファンを喜ばせた。
 
photo  レースはスタート前から波乱が続出。スターティンググリッドでNo.7国本京佑(Team LeMans)のマシンに電気系トラブルが発生し、出走できず。さらに、フォーメーションラップ中に、No.41 伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)がまさかのスピン。早くも2台が脱落した。
 
photo  決勝スタートでポールポジションの小暮は好スタートでトップに立つ。予選2位のNo.31ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)は、2コーナーで予選3番手の塚越に抜かれ、さらにNo.36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S)と軽く接触してスピン。ここでリタイヤとなった。トップ争いは小暮と塚越が展開。スタート時の燃料が軽かった塚越がS字から小暮に並びかけ、V字コーナーでアウトから抜き、トップに立った。この後、小暮は90度コーナーでオーバーランし、3番手に落ちる。この頃から雨の量が増え、9周目に入ると、どのドライバーも格段にラップタイムが落ちる。そして、各車が給油とレインタイヤへの交換にピットへ入る。この後、トップをキープしたのは23秒5という長いピットストップを終えた塚越。しかし、アウトラップの90度コーナーでコースオフし、ロッテラーが背後に迫る。さらに、小暮、ピット作業で先行した石浦、平手、トレルイエ、立川、松田、ライアンと続く。この中で動きがあったのは、6番手争い。3コーナーからオーバーテイクボタンを使用した立川が、5コーナーでトレルイエをかわした。その後、立川と平手のバトルとなるが、16周目のV字コーナー手前でこの2台が接触し、共にコースアウト。トレルイエが5番手に浮上した。
 
 ちょうどこの頃、トップ争いも白熱。レインタイヤでなかなかペースを上げられない塚越が、17周目の5コーナーで単独コースオフ。ロッテラーと小暮が先行した。小暮はさらにロッテラーも抜き、トップを奪い返した。後方ではトレルイエが石浦、さらに塚越を抜き、3番手に浮上した。
 この頃には、雨が再び止み、路面は乾き始める。そのため、24周終了目前に塚越がピットイン。スリックへと履き替えてコースに戻った。その翌周には石浦と松田、さらにその翌周には小暮、ロッテラー、トレルイエがピットに入り、やはりスリックタイヤに交換した。これでトップは小暮。以下、上位は塚越、ロッテラー、トレルイエ、石浦となる。その直後、30周目の2コーナー立ち上がりで、立川がガードレールにクラッシュし、コースの中央にストップ。そのため、セーフティーカーが導入された。立川のマシンの回収が終わり、リスタートは33周終了時。しかし、この頃から再び気まぐれな雨が降り始める。ここで滑りやすい路面に足を取られてしまったのが、3位走行中のロッテラー。ロッテラーは、36周目の90度コーナーでコースオフ。大きく順位を落とすことになった。
 
 その2周後、38周終了直前で、小暮、トレルイエ、石浦、ライアン、ロッテラーがピットイン。再びタイヤをレインに交換する。しかし、ただ1台、ピットに入らなかったのが塚越。これで塚越が再びトップに立った。この時、2番手の小暮とは約27秒差。そして雨は強まる。小暮のラップタイムは1周あたり1秒半から3秒ほど塚越を上回っていた。その差は見る間に縮まり、残り4周でコンマ6秒あまり。もう塚越はなすすべなく、V字で小暮が再度トップを奪い返した。最終ラップ、塚越はさらにトレルイエに、そして石浦にも抜かれた。その結果、小暮は2007年第8戦もてぎ以来、1年半ぶりとなる歓喜の勝利を手にした。2位はトレルイエ、3位に石浦となった。もてぎを最も沸かせた塚越は4位と、デビュー戦から3戦連続の入賞を果たした。
 
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第2戦 レビュー
 
デュバルが雨中の激闘を制し新生・鈴鹿で優勝!
ルーキー塚越が健闘の5位入賞
 午後2時半、決勝のフォーメーションラップがスタート。シグナルがレッドからブラックアウトすると正式スタートが切られた。ここで好スタートを切ったのは、ポールポジションのNo.2 ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)。予選2番手のNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)は、イン側の滑りやすい路面でホイールスピンし、加速が鈍る。この間に、ロッテラーをかわして2番手に上がったのはデュバル。ロッテラーが3番手、さらに予選7番手からロケットスタートを決めたルーキーの塚越、平手、No.1 松田次生(LAWSON IMPUL)と続く。一方、エンジンストールしてしまったのがNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)と立川祐路(CERUMO/INGING)。この2台は押しがけで再スタートし、最後尾から追い上げた。
 
 レース序盤はコース上の水の量も多く、トップのトレルイエがリードを築いていく展開。その後方では、4周目の1コーナーで5番手を走っていた平手がコースオフ、真後ろに迫っていた松田がひとつポジションを上げる。しかし、松田は7周目の1コーナー立ち上がりでスピン。グラベルに捕まり、早くもリタイヤすることになってしまった。
 その後、43周のレースが3分の1を過ぎるあたりから白熱し始めたのは、トップ争い。一時は4秒近くあった差をデュバルが詰め始める。対するトレルイエは燃料が軽くなり始めてからオーバーステアに苦しみ、なかなかペースを上げられない。そのため、16周を終えたところではデュバルがコンマ5秒差まで迫ってくる。そこから2台は10周あまりに渡って接近戦を展開。観客の目を釘付けにした。しかし、ラップタイムペースにすると1周1秒余りも速かったのはデュバル。そのため何度もトレルイエに揺さぶりをかけていたが、ついに28周目のヘアピン立ち上がりからスプーン入り口にかけて、デュバルはアウト側から並びかけ、オーバーテイクを成功させた。トップに立ったデュバルはここから猛プッシュ。トレルイエとの差を開いていった。
 
 ちょうどこの頃から、ほとんどのドライバーはピットインするが、作戦はバラバラ。給油のみを行なったドライバーとタイヤ交換まで行なったドライバーに別れる。3番手を走行中の28周終了時にピットに入ったロッテラーは給油のみ、同じ周に入ったNo.40 リチャード・ライアン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、翌周に入ったトレルイエは給油&タイヤ交換。31周を終えてピットに入ったデュバル、No.41 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、33周を終えてピットに入った平手は給油のみでコースに戻っている。ここで平手は塚越の前に出ることに成功した。
 
 終盤は順位も落ち着き、接近戦となったポジションはなし。トップのデュバル、2番手のトレルイエ、3番手のロッテラーともに単独走行となった。中でもデュバルのペースは速く、ただひとり1分58秒台のタイムを連発。そのままチェッカーまでひた走り、今季初優勝を遂げた。
 
 シリーズ・ランキングでは、今回2位に入賞しただけでなく、ポールポジションの1ポイントを加算したトレルイエが19ポイントでトップ。これで次戦ツインリンクもてぎも赤いオーバーテイクランプを使用する。今日勝ったデュバルが15ポイントで2位。以下、3位に平手、4位に伊沢、5位に塚越と続いている。
 
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第1戦 レビュー
 
トレルイエ(LAWSON IMPUL)が2年ぶり、歓喜の優勝
伊沢、平手の2年生コンビが“悔しい…”2位、3位を獲得
 4月5日、2009全日本選手権フォーミュラ・ニッポン開幕戦の決勝レースが富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。2006年のチャンピオン、No.2 ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL)が2年ぶりの優勝を飾った。参戦2年目のNo.41 伊沢拓也(DOCOMO DANDELION)が2位、No.20 平手晃平(ahead IMPUL)が3位に入賞した。
 
 フォーメーションラップがスタートしたのは、午後2時30分。気温11℃/路面温度19℃というコンディションの中、13台のマシンがタイヤを温めながら1周の隊列走行を行なう。そして、全車が正式グリッドに付くと、いよいよスタートが切られた。このスタートでホールショットを決めたのは、予選2番手の伊沢。予選3番手のトレルイエがそれに続く。一方、ポールポジションの平手は加速に失敗。後方集団に飲み込まれた。予選7番手のNo.8 石浦宏明(Team LeMans)は完全にエンジンストール。また、トレルイエのすぐ後方では、アクシデントが発生。予選5番手からスタートしたNo.31 ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)がブレーキをロックさせ、白煙を上げながら、前方でコーナリングに入っていたチームメイトのNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)に接触。小暮はスピンしながら1コーナーでコースアウトし、大きく遅れることになる。
 
 1周目を終え、伊沢、トレルイエ、デュバル、No.1 松田次生(LAWSON IMPUL)、No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S)、平手の順。ここからはトップの伊沢が2番手との差を広げる。一方、2番手争いは白熱。デュバルがたびたびオーバーテイクボタンを使用しながら、トレルイエの背後に迫る。オーバーテイクボタンを押したことを示すランプが輝くたび、観客も沸く。だが、トレルイエは動じることなく、ポジションをキープ。その後方では、松田とロッテラーの4番手争いも激化。15周を終えた時点でその差はコンマ7秒。16周を終えたところではテール・トゥ・ノーズに。そして、ストレートの途中からロッテラーがオーバーテイクボタンをスイッチオン。1コーナーのブレーキングで松田のインに飛び込む。しかし、松田もタイトなラインでコーナーに入り、ロッテラーは縁石のイン側まで追い詰められ、立ち上がりのラインがはらみ気味になり、松田と接触。松田のマシンは半分ほど宙に浮いた後、スピンして1コーナーのイン側にストップ。このまま、コースへの復帰はならなかった。一方、4番手に上がったロッテラーは、ここから猛プッシュ。ベストラップを叩き出しながら、3番手のデュバルとの間にあった4秒あまりの差をみるみる詰め、22周を終えた時点でコンマ8秒差に迫った。ところが、ロッテラーは接触行為による15秒ペナルティーとなり、上位から脱落した。
 
 この頃から、義務付けられているタイヤ交換と給油のため、ピットに入るマシンが現れる。トップ集団では、デュバルが24周を終えたところでピットイン。一旦、後方に沈んだものの6番手までリカバーした小暮も、27周を終えてピットに。だが、マシンを止めた位置が悪く、給油装置がなかなか刺さらず、大きくタイムロス。再び後退してしまった。さらに32周を終えて、2番手のトレルイエがピットイン。それを見て、トップの伊沢も翌周ピットインする。だが、ピットアウトしたところで伊沢はブレーキをロックさせ、1コーナーでオーバラン。それを挽回もあり、1周して戻ってきたストレートではオーバーテイクボタンを使って、後方に迫ったトレルイエとの差をキープしようとする。だが、35周目の1コーナーへのブレーキングでトレルイエが伊沢のインをさし、事実上のトップに浮上した。その後、暫定トップを走っていた平手が、36周を終えたところでピットイン。伊沢の前でコースに戻る。その周のダンロップコーナーで伊沢が平手を攻略。2番手に浮上。その後、終盤まで伊沢、平手、デュバルの2番手争いは白熱したが、結局そのままゴール。一方、トップに立ったトレルイエは、その後2番手以降との差を広げて行き、最後はマシンを労わりながらのトップチェッカー。2007年開幕戦以来、2年ぶりの優勝で、喜びを爆発させた。
 
 
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